
「老猫はやっぱり可愛い」
幸助くんに初めて会った時から、そう思っていました。
その幸ちゃんが、11/25に旅立ちました。

最期はちゅーる水やお水をシリンジであげたけれど、一口飲むのに「ゴックン」と喉から音がして、飲み込むのさえ辛かったね。
私も途中から幸ちゃんを延命させることが辛くなったよ。
自己満足でしかないんじゃないかと思った時、自分がしてあげることが何も無くなった。
ただ骨と皮だけになってしまった幸ちゃんと、一緒に最期の時を待つしかできなかった。
呼吸が静かに浅くなっていく幸ちゃんを、横でぺったりくっついて撫でていました。

ゆずくんと一緒にうめねこにやって来た幸助くんは、当初から定期的なステロイド投与が必要な子で、検査も随分受けました。
元々脱水気味だったから、点滴も必要に応じて何度もしたね。嫌がったけど、薬も朝晩毎日飲んだよね。ずっと治療と検査が多かったのに、撫でるといつもゴロゴロ言ってくれてありがとう。

病院の先生に「ずっとゴロゴロ言ってたから、心電図が取れませんでした」って苦笑されたね。
「良い子ですね」って言われて、私は誇らしげに「そうなんです」って答えたよ。

夜寝る時は必ず寝床で待っていたね。
一緒に寝ようって言われているようで、いつも嬉しかった。
他の猫が寄ってくると、皆のことを一生懸命舐めてくれて、毛玉のゲロを吐いたりしてね。ほんとにいい子でとってもいい子で可愛くて愛おしくて仕方なかった。

幸ちゃんの貴重なおむつショット。
ちゃんとおトイレ行けるようになったからすぐ外したけど、最期は寝たきりでおむつしていたね。
あなたと暮らしたのはたった1年半だったけど、私達にはたくさんの思い出があります。
たくさんの喜びをありがとう。
どうぞ安らかに。
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