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ペットホテルの使い方

 

こんにちは。

 

相変わらず日本でも、そして他国でも大きな地震が多いですね。

被災された方々の映像を見る度に心が痛くなります。そして、私達もいつ被災するかわかりません。

その日の為に今できることをやっていきたいですね。

今日は災害時の猫の避難について考えたいと思います。

 

上の画像は、東日本大震災の時に福島で保護した「黒すず」です。震災から1年以上経って飼い主さんが見つかり、最期は飼い主さんの元で亡くなりました。

我が家の玄関には、福島で知り合ったボランティアさんが描いた素敵な「黒すず」の絵が飾ってあります。

今も忘れることはありません。

 

 

 

 猫と暮らしている方々にとって、災害時の避難方法は大きく三つに分かれると思います。

それは自宅避難、同行避難、同伴避難です。

飼い主と同じ空間で避難生活を送る同伴避難ができる避難所も増えてきてはいますが、まだまだ少ないのが現状です。

 

自宅がかろうじて生活できる状態であれば、自宅避難を選択して支援物資などを届けて貰う連絡網などを予め作っておく方法もあると思います。自宅避難に関しては飼育頭数や自宅損壊具合によって様々な問題も出てくるので、今後もっと検討していく必要があります。

 

そして、自宅が倒壊または住めない状況になった場合、ほとんどの飼い主さんは同行避難を選択せざるを得ません。猫達はずっと暮らしていた家を離れ、環境が大きく変わります。

ストレスを抱えてパニックになってしまったり、病気になってしまう子もいるかもしれません。

 

 

 

このような事態に備えて、最近は「少しでも自宅以外の環境に慣れさせたい」という理由で、猫ホテルを利用される方が増えてきました。

本来、猫は環境が変わることにストレスを感じる生き物ですが、あえて環境の変化に慣れさせるという考え方は、今の時代だからこそなのかもしれません。

 

うめねこのホテルは一頭ずつ三段ケージ暮らしで、周囲にも知らない猫達が宿泊します。いざ同行避難という時の為に、知らない猫達と同じ環境で暮らしてみることで社会性も身についていくのではないでしょうか。

防災訓練ではないですが、ホテルの利用方法の一つとしてこれからも増える可能性があります。 

 

また、わざわざホテルを利用しなくても、猫友どうしでお泊りし合う方法もありますね。

もちろん、その際は脱走防止に気を付けましょう!